10月16日、令和7年度予算編成にむけて、予算要望書を市長に渡してきました。
会派で話し合い、12事項55項目の政策にまとめました。
詳しい内容は、以下の通りです。
令和7年度に必ず実施すべき主要施策
1.DXの積極的な推進
- 行政システムのデータ化、手続きのオンライン化、納税等のキャッシュレス化だけでなく、AIの積極的な導入により、市民の利便性を飛躍的に高めること。
- 職員の効率的な業務向上のために、1人1台ノートパソコンまたはタブレット端末を支給すること。(幼稚園・保育所等の外部機関も含む)
- 通話音声分析・モニタリングシステムや、リアルタイムテキスト化など、AI機能を積極的に活用し、福祉窓口の相談機能を高めること。
2.学校教育の充実
- 不登校対策のために、フリースクールとの連携を、より一層強化すること。
- 子どもを性被害から守るために、妊娠の過程までをきちんと取り扱った性教育を、本市独自のカリキュラムで実践すること。
- いじめ問題等に対応するために、民間の力を借りてLINEを活用した相談窓口を開設すること。
- 食育の観点から、学校給食における地場産物の使用割合をより一層高め、かつ、オーガニック給食を推進すること。
- LGBTQ理解教育について、幼児期~高校まで、絵本の提供やガイドブックの配布、教職員向けのガイドライン作成など、これまで以上に積極的に推進すること。
- 特色ある教育を推進するために、小中一貫教育について、9 年間一貫カリキュラムに基づく教育を、実証実験的に開始すること。(例えば、新町第一小学校と新町中学校など、至近距離に立地する小中学校などで)
3.小中学校の環境整備
- 校舎の長寿命化を図るため、現況調査を計画的に行い、中長期展望に立った改修計画を早急に策定すること。
- 備品購入費、図書費を増額すること。(交付税見合いの水準で)
- センター方式の学校給食を、早急に自校方式に転換し、エアコン未設置の給食室を早急に解消すること。
- 体育館および、すべての特別教室のエアコン設置を、スピード感をもって進めること。
- 小中特別支援学校の女子トイレに、生理用品を配備すること。
- 通学路の安全確保のため、路面表示の塗り替えに合わせて、横断歩道の塗り替えを継続的に実施すること。
4.子ども・子育て支援の推進
- 児童相談所の整備にあたり、スーパーバイズを配置し、子どもアドボケイトの仕組みを導入すること。
- 放課後児童クラブの運営方法について、保護者負担を軽減するため、社会福祉法人やNPO法人など、外部委託を推進すること。
- 老朽化した公立保育所の施設整備を、積極的に進めること。
- 公立保育所の3歳以上児に対する主食の提供について、対応可能な保育所から、早急に開始すること。また、すぐに可能でない保育所については、それを可能にする環境整備に、早急に取り掛かること。
- 公立幼稚園の今後のあり方について、認定こども園化などの検討を早急に始め、計画的に進めること。
- 産後うつ対策として、宿泊型産後ケアサービスを、市内医療機関等で、早急に始めること。
- 里親・児童養護施設からの自立支援のために、運転免許取得費用を助成すること。
- 虐待や性暴力から子どもたちを守るために、すべてのこども園、保育所、幼稚園、小中学校、特別支援学校で、CAP(子どもへの暴力防止プログラム)を導入すること。
5.障がい者等への福祉の推進
- 公共施設および市道の点字誘導ブロックを総点検し、破損部分の改修を促進すると同時に、弱視の方にも分かりやすい、黄色に改修すること。
- 障がい者の福祉医療費について、本市単独で、助成対象を拡大すること。(身体障害者4級まで、すべての知的障害者・精神障害者に拡大すること。)
6.生涯教育環境・スポーツ環境の充実
- 地区公民館および文化施設のトイレを、すべて洋式化すること。
- 地区公民館および文化施設のバリアフリー化を図るためにも、老朽化した施設を計画的に改修すること。
- 文化・スポーツ施設をはじめ、あらゆる公共施設に、フリーWi-Fiを開設すること。
7.公共交通の見直し
- お店ぐるりんタクシーについて、中心市街地の回遊性に貢献しているかなど、中心市街地の交通量調査とも合わせて、利用状況を徹底的に検証し、運行時間・運行方法等を見直すこと。
- アリーナシャトルについて、費用対効果を徹底的に検証し、路線バスから、イベント時のシャトルバスへの転換を図ること。
- おとしよりぐるりんタクシーについて、利用状況の分析を行い、費用対効果などの検証に基づいて、制度設計を見直すこと。
- 高齢者の交通手段の確保のために、市内高齢者施設が所有している送迎バスを活用させていただく手法や、AIの導入などによって、効率的な運行方法による、利便性の高いデマンド交通システムを構築すること。
- 豊岡新駅周辺整備への財政投入は、慎重に判断すること。
8.災害・防災対策の強化
- 頻発する内水氾濫に備えて、詳細かつ分かりやすい内水ハザードマップを作成し、全戸配布すること。
- 指定避難所に、屋内のペット同伴避難場所を設置すること。
- 車中避難所について、Gメッセ群馬や群馬の森の駐車場など、群馬県との連携も図 りながら、さらに拡充すること。
9.都市計画(まちづくり)の推進
- 高崎駅東口栄町地区再開発事業における公共施設について、平面駐車場の確保が難しいことから、再開発ビルへの中央公民館の移転計画を見直し、子どもの室内遊び場の計画など、明確なビジョンと計画案を逐一市民に公開すること。
- 中心市街地のマンション開発について、総量規制をかけること。
- 堤ヶ岡飛行場跡地の開発について、現行の基本構想を白紙に戻し、スマート農業の構築や有機農業の推進など、次世代型農業のモデルケースをめざすこと。
- 烏川高松地区かわまちづくり計画は、財政投入を含めて、身の丈に合った事業を展開すること。
- 非線引き地域である吉井地域に課せられている都市計画税を廃止し、1市複数制度の上下水道料金についても、全市で統一すること。
- 石原東土地区画整理事業について、早期換地処分のための測量費を確保すること。
- 都市公園のトイレについて、すべて洋式化し、かつ多目的トイレも設置すること。
- 空き家緊急総合対策事業の空き家解体助成制度に、所得制限を設けること。
- 操車場跡地の都市計画について、すでに決定している計画に基づいて、倉賀野新駅の設置も含めたまちづくりを積極的に推進すること。
10.産業の振興
- まちなか商店リニューアル助成事業について、成果を徹底的に検証し、成果が出ていない商店等に、場合によっては補助金返還を求めるなど、制度設計の見直しを図ること。
- 高崎シティプロモーションは、所期の目的を達成したので、廃止すること。
- 高崎地方総合卸売市場について、ハサップに対応した徹底した衛生管理環境を整備するために、積極的な財政支援をすること。
11.環境政策の推進
- 廃プラスチックの分別回収を実施すること。
- ごみ減量化を促進するために、雑紙(ざつがみ)や段ボール、新聞紙等の古紙類の収集回数を週1回に増やし、普通ごみ回収に合わせて回収すること。
- すべての小中学校の屋上に、太陽光パネルを設置し、生み出した電力については、たかさき新電力株式会社と連携しながら、有効に活用すること。
12.市役所等における組織機構改革
- 女性部長をはじめ、女性管理職を、さらに増やすこと。
- 男女共同参画推進条例に基づいて、本市が設置する審議会・委員会等、政策決定の場への女性の参画率を、50%(男女のバランスを均等)にすること。その前段階として、女性委員0の審議会・委員会を、早急になくすこと。
- 公立藤岡総合病院等を運営する多野藤岡医療事務市町村組合(吉井地域分のみ加入)から、早急に脱退すること。
- 吉井地域の常備消防について、早急に、多野藤岡広域市町村圏振興整備組合から脱退し、市民利益の公平性を図ること。
市民の皆さまが、日頃から市政に対して、思っていることなどございましたら、たかさき未来のメール info@takasaki-mirai.com まで、その声をお聞かせください。