高崎市議会の会派「たかさき未来」で、令和8年度高崎市予算編成について、富岡賢治市長に要望書を提出しました。
人口減少社会の中で、高崎市の社会保障費は年々増加しています。
また、上下水道施設も含めて、老朽化した公共施設の再編整備など、財政運営は、ますます厳しさを増しています。
今回の市長要望では、これまでの政策的事業について、見直しが必要な事業は、制度の再設計を促し、本当に必要な事業に積極的に財政投入するよう、教育や福祉、都市計画など、12事項58項目にわたる要望書を作成しました。
令和8年度に必ず実施すべき主要施策
1.DX の積極的な推進
- 行政システムのデータ化、手続きのオンライン化、AI の積極的かつ早急な導入により、 市民の利便性を飛躍的に高めること。
- 通話音声分析・モニタリングシステムや、リアルタイムテキスト化など、AI 機能を積極的に活用し、福祉窓口の相談機能を高めること。
2.学校教育の充実
- 小学校の早朝7時開門について、詳細な制度設計ののち、現場の声をきちんと聞きなが ら、丁寧に進めること。
- 教育支援センターや通級指導教室をより一層充実強化させ、公立の「学びの多様化学校 (不登校特例校)」の設立も検討すること。
- 子どもを性被害から守るために、妊娠の過程までをきちんと取り扱った性教育を、本市 独自のカリキュラムで実践すること。
- いじめ問題等に対応するために、民間の力を借りて LINE を活用した相談窓口を開設 すること。
- LGBTQ 理解教育について、幼児期~高校まで、絵本の提供やガイドブックの配布、教 職員向けのガイドライン作成など、これまで以上に積極的に推進すること。
- 特色ある教育を推進するために、小中一貫教育について、9 年間一貫カリキュラムに基 づく教育を、実証実験的に開始すること。(例えば、新町第一小学校と新町中学校など、 至近距離に立地する小中学校などで)
3.小中学校の環境整備
- 校舎の長寿命化を図るため、 現況調査を計画的に行い、中長期展望に立った改修計画 を早急に策定すること。
- 教材の学校備品化を推進すること。
- センター方式の学校給食を、 早急に自校方式に転換し、エアコン未設置の給食室を早急に解消すること。
- すべての小中学校の体育館および、特別教室のエアコン設置を、スピード感をもって進めること。
- 小中特別支援学校の女子トイレに、生理用品を配備すること。(保健室に置いてあるからいい、ということではない。)
- 通学路の安全確保のため、路面表示の塗り替えに合わせて、横断歩道の塗り替えを継続的に実施すること。
4.子ども・子育て支援の推進
- 公立保育所・公立幼稚園について、統合も視野に入れて認定こども園化を図るなど、 地域の実情に合わせて、今後のあり方を早急に検討し、計画的に整備を推進すること。
- 公立保育所の3歳以上児に対する主食の提供について、対応可能な保育所から、早急 に開始すること。また、すぐに可能でない保育所については、それを可能にする環境整 備に、早急に取り掛かること。
- 産後うつ対策として、市内医療機関等を活用した宿泊型産後ケアサービスを、早急に 始めること。
- 里親・児童養護施設からの自立支援のために、運転免許取得費用を助成すること。
- 虐待や性暴力から子どもたちを守るために、 すべてのこども園、 保育所、 幼稚園、小 中学校、特別支援学校で、CAP(子どもへの暴力防止プログラム)を導入すること。
- 5歳児健診について、現状では、保護者へのアンケート調査(自己診断)に基づいて、 必要だと思われる5歳児を抽出して実施しているが、認定こども園、保育所、幼稚園へ の巡回型健診に切り替え、すべての 5 歳児を対象に健診を実施すること。
5.障がい児・者等への福祉の推進
- 放課後等デイサービスについて、 施設の性格上、 当日の急なキャンセルが想定される ので、利用ニーズに応えられるよう、法規制の範囲内で、定員を超えた予約が受け付け られるよう、柔軟に対応すること。
- 公共施設および市道の点字誘導ブロックを総点検し、 破損部分の改修を促進すると同 時に、弱視の方にも分かりやすい、黄色に改修すること。
- 障がい者の福祉医療費について、本市単独で、助成対象を拡大すること。 (身体障害者4級まで、すべての知的障害者・精神障害者に拡大すること。)
6.生涯教育環境・スポーツ環境の充実
- 地区公民館および文化施設のトイレを、すべて洋式化すること。
- 老朽化した地区公民館および文化施設について、計画的に改修または改築すること。
- すべての文化・スポーツ施設に、フリーWi-Fi 環境を整備すること。
7.公共交通の見直し
- お店ぐるりんタクシーについて、 中心市街地の交通量調査と合わせて、利用状況を徹 底的に検証し、運行時間・運行方法等を見直すこと。
- アリーナシャトルについて、 費用対効果を徹底的に検証して、路線バスから、 イベント時のシャトルバスへの転換を図ること。
- おとしよりぐるりんタクシーについて、利用状況の徹底分析を行い、 費用対効果などの検証に基づいて、制度設計を見直すこと。
- 高齢者の移動手段の確保のために、高齢者施設所有の送迎バスの有効活用や、AI の導 入による効率的な運行など、利便性の高いデマンド交通システムを構築すること。
- 豊岡新駅周辺整備への財政投入は、不要不急の施設整備を見直すなど、費用対効果のみならず、将来的な財政負担も考慮して、慎重に判断すること。
8.災害・防災対策の強化
- 指定避難所に、ペットが同伴できる避難場所を屋内に配置すること。
- 車中避難所について、Gメッセ群馬や群馬の森の駐車場など、群馬県立施設も利用で きるよう群馬県との連携を図り、さらに拡充すること。
9.都市計画(まちづくり)の推進
- 高崎駅東口栄町地区第一種再開発事業において、 再開発ビルへの中央公民館の移転計 画は、高齢者が苦手な立体駐車場しか確保できないことから、根本的に見直すこと。
- 高崎駅東口栄町地区第一種再開発事業について、子どもの室内遊び場の設置など、公共施設の整備計画も含めて、市民に対して、再開発事業全体の明確なビジョンを示し、詳細な事業計画案についても、事前に、市民に逐一公開すること。
- 烏川高松地区かわまちづくり事業において、ラ フェスタ カラスガワ事業は、非常に評判がいいため、今後も継続的に実施すること。
- 堤ヶ岡飛行場跡地の開発について、現行の基本構想を白紙に戻し、スマート農業の構築や有機農業の推進など、本市の農業振興計画にしっかりと位置づけ、次世代型農業のモデルケースをめざすこと。
- 石原東土地区画整理事業について、早期換地処分のための測量費を確保すること。
- 都市公園のトイレをすべて洋式化し、 かつユニバーサルシートを配備した多目的トイレも設置すること。
- 空き家緊急総合対策事業の空き家解体助成制度に、所得制限を設けること。
- 操車場跡地の都市計画について、 すでに決定している計画に基づいて、倉賀野新駅の設置も含めたまちづくりを、積極的に推進すること。
10.産業の振興
- まちなか商店リニューアル助成事業について、成果を徹底的に検証し、成果が出てい ない商店等に、場合によっては補助金返還を求めるなど、制度設計の見直しを図ること。
- 高崎シティプロモーションは、所期の目的を達成したので、廃止すること。
- 高崎地方総合卸売市場について、 ハサップに対応した徹底した衛生管理環境を整備するために、積極的な財政支援をすること。
- 榛名湖水上ステージは、費用対効果が不明確なため、整備を中止すること。
- 榛名湖ヴィレッジは、市民優待制度を設け、市民の利用を促進すること。
- 榛名湖荘について、小中学生が利用しない時期には、一般開放すること。
11.環境政策の推進
- 廃プラスチックの分別回収を早急に実施すること。
- ごみ減量化を促進するために、雑紙(ざつがみ)や段ボール、新聞紙等の古紙類の収集回数を週 1 回、普通ごみの回収に合わせて行うこと。
- すべての小中学校の屋上に、太陽光パネルを設置し、 生み出した電力については、たかさき新電力株式会社と連携しながら、有効に活用すること。
- 城南クリーンセンターの存廃を視野に入れて、阿久津水処理センターに、 生ごみ+下水道汚泥+し尿を活用した県内初のバイオマス発電施設を、官民連携手法を用いて整備すること。
12.今後の市政運営
- 公共施設等総合管理計画について、所管課からの意見を集約して、財政課と連携しな がら具体的な個別計画を策定して、積極的かつ計画的に推進すること。
- 市役所及び支所、 総合保健センター、 総合福祉センターなど、不特定多数の人が集まる公共施設に、フリーWi-Fi 環境を整備すること。
- 女性部長をはじめ、女性管理職を、さらに増やすこと。
- 男女共同参画推進条例に基づいて、本市が設置する審議会・委員会等、政策決定の場への女性の参画率を、50%(男女均等)にすること。
- 女性委員 0 の審議会・委員会を、早急になくすこと。
- 公立藤岡総合病院等を運営する多野藤岡医療事務市町村組合(吉井地域分のみ加入)から、早急に脱退すること。
- 吉井地域の常備消防について、早急に、多野藤岡広域市町村圏振興整備組合から脱退し、市民利益の公平性を図ること。
令和8年度に一つでも多く、高崎市に必要な事業が行われるよう、会派一同で力を合わせてまいります。



市民の皆さまが、日頃から市政に対して、思っていることなどございましたら、たかさき未来のメール info@takasaki-mirai.com まで、その声をお聞かせください。